慰謝料に関するＱ＆Ａ

　交通事故における慰謝料とは，交通事故によって受けた精神的な苦痛に対して支払われる金銭のことを指します。

　治療費，休業損害，逸失利益，車の修理費などは，慰謝料とは別に支払いを受けるものです。

　交通事故の慰謝料は「自賠責保険基準」「任意保険基準」「弁護士基準」のいずれかをもとに計算されるのが通常です。

　この中で，金額が最も低額である可能性が高いのは自賠責保険基準です。

　自賠責保険基準の場合，入通院慰謝料は総通院期間×４３００円，または，実治療日数×２×４３００円のいずれか低い金額となります（2020年10月現在）。

　任意保険基準はこれと同程度か，または，これよりも少しだけ高い程度の金額に設定されていることが多いです。

　弁護士基準は，裁判所が過去に認定した金額をもとに類型化されたものであり，多くのケースで，自賠責基準や任意保険基準よりも高額になります。

　ただ，被害者の方が，自ら保険会社と交渉して，弁護士基準の慰謝料の支払いを受けることは必ずしも容易ではありません。

　そのため，しっかりと交渉して，適切な金額の慰謝料を受け取りたいという方は，弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。

　なお，後遺障害が残ってしまった場合や，被害者の方が亡くなられた場合は，入通院慰謝料とは別に後遺障害慰謝料や死亡慰謝料が支払われます。

　慰謝料の金額は，その他の損害賠償と同じく，治療終了後に示談交渉によって金額が決められます。

　保険会社から，示談金額の提案をされた際には，弁護士にその金額が妥当といえるかどうかの相談をするのも一つの方法です。

　交通事故の案件を得意としている弁護士にご依頼ください。

　ご相談者の方のお身体の状態や，交通事故の状況などを詳しくお伺いした上で，適切な慰謝料の金額を算定し，保険会社との示談交渉を行います。

　もちろんご相談いただけます。

　当法人は，交通事故に関するご相談について，お電話で承る体制を整えております。

　書類等のやりとりも郵送やメール等で対応させていただきますので，ご来所いただく必要がなく，お忙しい方にもご依頼いただきやすいかと思います。

　秋田の方からのご依頼もお待ちしておりますので，どうぞお気軽にご連絡ください。